『このひより』運営チームの染谷です。
事例紹介では、サービスを利用いただいた方々の反応や、実際のインタビューや本の様子をお届けしていきます。
今回ご紹介するのは、結婚を機にこれまでの思い出を本に残したおふたりのインタビューです。
あくまで一つのギフトの形としてお読みいただきながら、「自分だったら、こんな場面で贈りたいな」とイメージを膨らませていただければうれしいなと思っています。
贈り手さま/語り手さまのご紹介
「プロポーズのお返しとして、彼に『このひより』を贈りたいんです」
そんなご依頼をくださったのは、神奈川県にお住まいの麻梨子さん。お付き合いをしていたパートナーにサプライズで、『このひより』のインタビューを贈りたいとご依頼くださいました。
おふたりの“今”を残すことになる、大切な1冊。どのような本にするかを考える事前ヒアリングで、麻梨子さんが何度も口にしていたのが、お相手である佳祐さんへの感謝の想いでした。彼への感謝、それからおふたりの“今”の気持ち。いつか読み返したときに「こんなこともあったね」と笑えるような、思い出を詰め込んだ本にしようと決めました。
お伺いした内容をもとに、当日おふたりに質問したいことを招待状にまとめ、麻梨子さんからお相手の佳祐さんにお渡しいただきました。
インタビュー当日の様子
当日はおふたりが暮らす町で待ち合わせ。インタビューはご自宅で行わせていただきました。
サプライズギフトでのご利用のため、佳祐さんと私たち(今回はβ版のため2名で伺いました)は、インタビュー当日が初対面。穏やかなご本人のお人柄に加えて、いつもおふたりが過ごしているご自宅ということもあり、終始リラックスした雰囲気のなかでお話を伺えたように思えます。
また、事前にご希望をいただいていたので、撮影はご自宅でのインタビューのあとに、町のなかで。暮らしを大切にしているおふたりにとって、町は大切な空間。行きつけのご飯屋さんや、お気に入りのバー……一緒に町を歩きながら伺った思い出も、本に詰め込みました。おふたりが大切にしているものをたくさん教えていただいたインタビューの時間は、私たちにとっても忘れられない1日となりました。
できあがった本
普段からよく話し、考えも伝え合っているというおふたり。そんななかでも、インタビューを通して初めて聞けた言葉がありました。
例えば、佳祐さんから見た麻梨子さんの印象。
りーちゃんは本当にイベントするのが好きで、色々やってるんですよね。で、そこに僕を呼んでくれて遊びに行くわけなんですけど、そのときのりーちゃんが、すごい素敵。一緒にいるときももちろん素敵だけど、特に素敵なんですよね。
なんだろうなあ。「みんなを楽しませよう!」ってしてる感じがいいなって。仕事以外に、そういう楽しめることを自分で作ってやってるっていうのは、すごい魅力的だなと思って。一緒にいると、色んな世界があって楽しいですよ。
−−“第2章 りーちゃんのこと。”より
あるいは、佳祐さんへの麻梨子さんの印象。
その日はもともと「夜はおでん屋さんに行こう」って話してたんですけど、歩き疲れて足が棒のようになっちゃって。そういうときって「疲れちゃったしやめとく?」ってテンションになるじゃないですか、普通だったら。雨降ってるし、めっちゃ疲れてるし。
でもその後、結局おでん屋さんに行ったんですよ。そしたら、けいちゃんが「寒い思いしたから、おでんがめちゃくちゃ美味しく感じるね」って言ったんです。私はそれがすごい印象的で。ああ、この人はこうやって物ごとを捉えられる人なんだ、って。
素敵だなあ……って思ったのを今でも覚えているのと、その話を母親にしたらめちゃくちゃ感動してました。「いい人と出会えたね!」って。あれは、すごい印象的だったなあ。
−−“第3章 けいちゃんのこと。”より
他にも、今だからこそ話せる「結婚を意識した日」のことや、「プロポーズの日」に実は思っていたことなども聞けて、お互いに「そんなこと考えてたの?」と笑顔がこぼれる瞬間もありました。
相手への愛をまっすぐ伝えられる、柔らかいおふたりの空気感を残したい。それぞれが相手に向けた言葉を、手紙のように読み返せるように……そんな願いを込めて、会話形式の章や、おふたりそれぞれの独立した章を組み合わせながら、一緒に1冊の本を作りました。
今だから伝えられる言葉を、本に残す幸せ。
おふたりのインタビューを通して、私たちも改めてその尊さを感じさせていただきました。
このひよりの本が、おふたりのこれからの暮らしを彩るひとつになれたら、嬉しいです。
贈り手さま/語り手さまより
贈り手:麻梨子さま
一緒に商店街を歩きながら話せてたのしかったです。なんだか「こんなにたくさん時間割いてもらってよいのかな…?」と恐縮するくらい、濃厚な時間を過ごさせていただきました。
写真がモノクロだったのもよかったです。何かあった折に読めるように、と思っていたのですが、彼以上にわたしが読み返しているので、誰のための本なのかわかりません(笑)。今回は、本当に素敵な機会をありがとうございました!
語り手:佳祐さま
インタビューのおかげで、2人だけでは話さないようなことを言葉にすることができて、とても心地よい時間を過ごせました。ありがとうございます。
本は夫婦げんかをしたときに読もうと思います。